ケツイ〜絆地獄たち〜

 

命を賭してまでも叶えたい願いを胸に秘め、出撃していった4人。

エンディングを迎えることではじめて、彼らの願いは明かされます。

 

 

エンディング

 

※エヴァンズマン

  

エヴァンズマンは、愛する人の事を考えていた。
そう、どんなに手を尽くしても
手に入れる事の出来なかったあの人の事を…。

望みはその人を一生隔離すること。
どんな人間にも触れさせないために。
『私が死んでも、誰にも彼に手を出すことは出来ない。
彼とその人生は、全て私のものなのだ!』

 

 

※ユレク

 
スティールは故郷の国のことを思い出していた。
虐げられ、貧しかった少年時代のことを。

幼くして参加したゲリラ活動では、
多くの同胞の死を目の当たりにしてきた。

『独立さえ出来れば、この国のみんなもきっと幸せになれるはずだ!』

望みは国の独立。それは、その国の終戦を意味する。

『こんな命でよけりゃぁ、くれてやるよ。
みんな仲良く暮らすんだぜ…。』

 

 

※アリス、ユウマ

 

国連秘密裏のEI社急襲計画。
内偵を行っていたアリスは、
EI社で開発された最新鋭機を盗み出すことに成功する。

しかし、その時の戦闘は民間にも広がり、多くの犠牲を出してしまうことになる。
アリスはこれから自分を襲う危険がユウマに及ぶのを避けるため、
一人ユウマの元を去っていくのだった。

ユウマは兄を憎んだ。
スパイであった兄を、そして自分を捨てた兄を…。

兄への憎悪はユウマを軍隊へと導き、ユウマを鍛え上げるのであった。
兄を越え、死して名を馳せる事は兄への復讐でもあったのだ。

だが真実を知った今、
兄の、自分への思いを受け入れるのであった。

避けることの出来ない永遠の別れと共に…。

『戦うのも、そして死ぬのも俺だけでいい…
ユウマ、お前は死んではいけない。必ず生きて帰るんだ。』
『兄さん…ありがとう…。』

 

 

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EI社が壊滅したニュースは、
その日の内に世界中を駆け巡った。
だが、原因は開発中の事故によるものとされ、
真相が明らかにされることは
決して無かった。

 

 

 

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